女性ホルモンを分泌する卵巣は、ホルモンが大きく影響する女性の体にとって最も大切な臓器のひとつです。
卵巣では女性の体にとって特に重要な2種類の女性ホルモン、卵胞ホルモン（エストロゲン）と黄体ホルモン（プロゲステロン）が作られて分泌されています。
卵巣の働きに異常をきたすと、女性ホルモンの分泌が不足したりバランスが崩れたりして、無月経や月経不順を引き起こすだけではなく、女性の体に様々な影響を及ぼします。
エストロゲンには、肌の弾力を保つコラーゲンや水分量を増して肌の若さを保つ働きがありますので、エストロゲンが低下すると肌のツヤがなくなったりして肌トラブルが生じやすくなります。
またエストロゲンの低下は、更年期障害女性のように情緒不安定になって怒りっぽくなったり、疲れやすく無気力になったりすることもあります。
卵巣機能の低下には様々な要因が考えられますが、ストレスや急激なダイエットがきっかけになることは多いです。
学生のことから多くの女性が感じる「重い生理痛」、「生理不順」、「PMS（月経前症候群）」から始まり、周囲からのプレッシャーと自身の責任と追い詰めてしまう「不妊症」、充実した時間を過ごしたいと思い始めるころから起きる「更年期障害」と、女性特有の不快感はさまざまです。

痛み止めなどの薬に頼らずに、身体の内側から徐々にこれらの不快感を取り除くため、東洋医学の鍼灸治療の持つ理論でアプローチするのが「女性ホルモンバランス施術」になります。
鍼灸治療と聞くと「針を刺される」、「痛い」と思われるかもしれませんが、女性ホルモンバランス療法の施術では、基本、鍼を使用しません。
手技によるツボへの刺激が中心となります。
非常にソフトな手技で腹部、背部、手足のツボを刺激していきます。
血流が改善するので、ホルモンバランス、自律神経、免疫系が整います。
鍼灸治療は、婦人科系のお悩み、ストレスによる不調、胃腸症状・不眠・頭痛・動悸など自律神経の乱れによる様々な症状を改善するサポートになります。